お客様各位
【8月9日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=143円239銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ: 35314.49(-158.64)
※ 銅LMEセツルメント($/t)
①午前売 : 8276.0(-219)
②午後売 : 8293
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 3.748(-0.065)
④金: 1924.1(-9.4)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油: 82.92(+0.98)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1230円
②ロンドン午後:1240円
③N.Y. : 1230円
※ニューヨーク為替引値(円)
143.37-143.39(0.88円安-0.86円安)
【8月8日:昨日の状況】
※国内銅建値1260円 (8月8日より-10円)
《実需は本当にあるか?》
※ミックスメタルの排出元=つまりシュレッター機械で破砕を
おこなっている会社(A社)を訪問しました。
※大抵の場合大手鉄スクラップ問屋が母体で、自動車や家電、
自販機などを大型の破砕機で破砕し、磁選、出てきたミックス
メタル(ゾルバやズーリック)などを扱う会社です。
※ミックスメタルの排出側であるA社販売担当者様からすると、
安定して荷物が売れており、なんなら代わる代わる新しい業者
も荷物を買いに来るので「最近は、銅系の荷物に関しては需要
が多い」と考えておられたようです。
決して間違いではありません。
※同社販売担当者様の立場にしてみれば、同社内より出てきた
荷物を高く売りさえすればいいので、その荷物が、その先どの
ような需要家で溶解・再生されているか、実際に需要があるか
どうかは問題ではないでしょう。
※実際には、銅系の荷物の場合、国内だけでも①精錬(山)・
②電線・③伸銅・④銅箔、⑤その他に、厳密に言えば販売先
(需要家)が分かれます。更に輸出ルートもあります。
※その荷物がどの需要家に行くか?により、実際の需要は異な
りますが、同担当者様は預かり知らない。
※さらに実際の需要をわかりにくく複雑にしているのは、A社
に荷物を買いに来るのは商社や問屋など、いわゆる流通業者
(中間業社)であり、直接荷物を溶解している需要家ではない
ことです。
※流通業者は荷物を兎に角売り買いして取扱量が増えないと
成績が上がらなず、発生元A社に対して、常に「荷物が欲しい
・荷物を買いたい」と言うので、実際の需要についてA社には、
わかりにくいという話でした。
補足:
更に細かい話があります。 需要家のうち①製錬所(山)は、
金・銀が含まれる金銀さいについて、ほかの銅スクラップと別
ものであると捉えているようです。
精錬所の立場からすとただの故銅より金銀さいの方が利益があ
ると思われ、「故銅は要らないが金銀さいは欲しい」というタ
イミングがあります。因って、金銀さいを欲しがっているから、
精錬所=需要があるとは判断しにくい。
おまけ:
銀座のクラブからお誘いLINEメールが頻繁に入るからといって、
あなたがもてていると思ってはいけません。
クラブのママさんは、常に「店に来てほしい」と言います。
※雑線(ヤード持込):【8月8日現在】
【1】ワイヤーハーネス:410円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):390円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):320円前後
【4】雑線B :220-250円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】
以上
8月9日 相場情報